前回の11歩目で、物欲と葛藤の末に降臨させた最強の相棒「Garmin Fenix 8」。
今回は、この超弩級スマートウォッチをゴルフとランニングの二刀流でコース&路上で使ってみたリアルな初陣レポをお届けする。
高額な投資に見合う価値はあったのか……?アラフォーランナー(兼ゴルファー)のリアルなレビューである。
【ゴルフ編】感動の画面美と、突如襲いかかった「データ同期の罠」
まずは本業(祖業?)であるゴルフコースでの初陣。
腕に装着してコースに立ち、最初に腰を抜かしたのが「画面の圧倒的な美しさ」だった。
Fenix 8に搭載されているのは「AMOLED(有機EL)」ディスプレイ。これがもう、直射日光がバリバリ照りつけるフェアウェイ上でも超々クリアに見える!
これまで愛用していたApproach S62(MIP液晶)とは月とスッポン。ちなみに競合として悩んだApproach S70も同じAMOLEDだが、日差しに負けないこの画面の鮮やかさだけでも「買い替えて良かった……」と痛感した。
GPSによるグリーン(手前・センター・奥)やハザードまでの距離計測も寸分の狂いなく超快適!……だったのだが、実はスタート後にある重大なトラブルに直面した。
クラブ設定が反映されない恐怖
そもそも私がガーミンのゴルフウォッチを骨の髄まで愛用している最大の理由が、「オートショット機能」の便利さにある。
これは、ショットの衝撃をウォッチが感知し、「どこで、どのクラブで、どれくらい飛ばしたか」を自動で記録してくれる神機能だ。プレー後にアプリ上で「今日のショットの軌跡」を地図上で見返すのがアフターラウンドルーティンだ。ドライバーがまっすぐ280ヤード飛んだのを確認するだけで酒が旨くなる。
このオートショットを完璧に機能させるためには、ショット時に「今どのクラブを打ったか」をウォッチ上で選択(あるいは事前登録)する必要がある。
今回、ニューウォッチのデビューにあたってGarmin Golf側で何の設定もしなかったのが災いした。オートショットを有効にしてラウンドを開始し、ショット後のクラブ選択画面は表示されるものの、自分のクラブセットが表示されない。焦りまくりながらウォッチの再起動を2・3回繰り返したところで、ようやくぬるっと反映された。
初期設定直後は同期が挙動不審になることがあるようなので、これからFenix 8をゴルフで使う方は注意されたし(汗)。
【ランニング編】S62から別次元へ!ランナーを歓喜させる機能の数々
ゴルフでの初期トラブルを乗り越え、続いて本命のランニングへ。 Approach S62からの進化っぷりに、走りながらニヤニヤが止まらなかった。
① ケイデンス管理の救世主「音・バイブのメトロノーム」
過去の投稿でも触れた通り、ピッチ(歩数)を一定に保つケイデンス管理は私のランニングの要。最近では175bpmが心地よい。Fenix 8には音やバイブレーションでリズムを刻んでくれるメトロノーム機能が標準搭載されている。175bpmで毎拍リズムを刻むこともできるし、例えば4拍置きに刻むなどカスタマイズできる。その場合は「ピ・(ピ)・(ピ)・(ピ)・ピ・(ピ)・・・」といった感じだ。
② 旅ランで威力を発揮する「地図&軌跡表示」
Fenix 8にはフルカラーの地図機能が備わっており、自分が通ってきたルートが赤く強調表示される。 「あ、ここ曲がってきたな」というのがひと目で分かるので、迷子になりがちな初見のコースや旅先でのランニングでは間違いなく重宝する。事前にルートを設定しておけばナビのように使うこともできそうで、今度遠出して試してみる予定だ。
③ 情報過多オジサン歓喜!「最大8分割のデータ表示」
S62では1画面に最大4項目までしか表示できなかったが、Fenix 8はなんと最大8項目まで一括表示可能! 文字が小さくなるので好みは分かれるが、情報が多すぎて走りに集中できないのを防ぐため、
- 1ページ目: タイム・距離・ペースなど本当に必要な3〜4項目を大きく表示
- 2ページ目: 心拍数・ピッチ・高度などを集約した8項目一覧画面 という使い分けができるのが最高である。
④ 体の限界を見える化!「衝撃負荷」と「VO2Max」の測定
ランニングを終え、データを確認する瞬間が最大のハイライトだった。
まずは着地時の足腰への負担を示す「着地衝撃(衝撃負荷)」の可視化。自分の走りのクッション性やフォームの乱れが数字で突きつけられるので、怪我を防ぐためのフォーム改善に一役買ってくれそうだ。「今週走りすぎやで」というメッセージも突き付けてくれる。
そして何より、11歩目で熱望していた「VO2Max(最大酸素摂取量)」についにご対面!私は現状42らしく、超平均的という感じらしい。 画面に表示された数値を前に、「自分の心肺能力はここか…!」と感動とリアルな現実を同時に味わった。この数値が今後上がっていくのを見るのが、これからの最大の楽しみである。
⑤ 専属AIコーチ爆誕!コンディショニング&目標連動メニュー
走る時だけでなく、日常のケアやトレーニング提案も段違いだった。
- リカバリータイム: 「次の激しい運動まで〇〇時間休め」と具体的に指示
- 睡眠スコア&コーチ: 昨晩の睡眠の質を点数化し、アドバイスをくれる
- トレーニングレディネス: 睡眠や疲労度から「今日どれくらい動けるか」を数値化
- 大会目標と連動した練習提案: フルマラソンの日程を設定しておくと、「今の自分の体力レベルと目標日に合わせて、最適な日々の練習メニューを勝手に提案してくれる」という神機能まで搭載されている!
まとめ:二刀流ランナーには間違いなく「買い」!
ゴルフでの初期同期トラブルには焦らされたが、それを補って余りある画面の美しさと、ランニング&コンディショニング機能の圧倒的な進化。
何より「走った後のデータを分析するのが楽しすぎる」「専属AIコーチが日々のメニューまで考えてくれる」という点において、Fenix 8はモチベーションを爆上げしてくれる最高の投資になった。
ギアの沼は広く、そして深い。ギアは買って終わりではなく、既存ギアをカスタマイズしてより自分好みに仕上げていく過程を経てはじめて、自分のモノになる。そんな過程をこれからもお届けしてゆきたい。
次回は、最近のトレーニングへの取組状況と体に起きた変化をお届けする。


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